直してほしいところを、逆にほめる

こんにちは。
宇和島市三間町の書道教室、 書の美沼松浦です。
いつもブログを読んでくださる皆さま、ありがとうございます。

子どもが一生懸命書いた字に直してほしいところがある場合、どう伝えたらいいか。とても難しい問題だと思います。頑張って書いた作品だと分かっているからこそ、指摘し辛いもの。稽古の目線では「もっとここをこうした方がいいのに…」と思っても、言い方一つで子どものやる気を削いでしまうことだってあります。

そこで登場するのが、「ほめながら指摘する」という魔法の言葉!これ、ちょっと自信あります。笑

たとえば、書道で「この線はもっと長く書くとバランスが良くなるのになぁ」と思う場面があるとします。でも、ただ「この線もっと長くして」と言うのではなく、こう言い換えてみます。

「この線、もうちょっと長く伸ばしてみようか?◯◯ちゃん、線の長さの違いを見るの得意やん♩?」

この方法の何が良いかって、まず子どもの得意なことをほめてから指摘しているところ。「変だから直せ」じゃなくて、「得意なんだから、いつも通りやればOK」という流れで伝えることで、子どもは自信を持って取り組めるんです。

特に声をかけてあげたいのが自分のことを字が下手だって思い込んでしまっている高学年のお子さん。実際にその子が線の長さを見るのが得意か・そうじゃないかは、そんなに関係ないような気がします。言い換えてみることで、子どもは「自分は普段ちゃんと線の長さを守って書けているんだ・・・!」とポジティブに捉えてくれます。さらに、次に同じような場面が出てきた時も「僕は線の長さをよく見て書くのが得意だから、気をつけて書こう!」と思ってくれるんです。先に褒められることで、自信をつけて取り組めるようになる。これが「ほめながら指摘する」魔法の力!

書道に限らず、こういった声掛けはどんな場面にも応用できます。ポジティブなフィードバックが、子どもたちの自信と笑顔をどんどん引き出してくれそうですよね✨

興味がある方はぜひこの「ほめながら指摘する」を取り入れて、子どもたちの成長をサポートしてみてください!稽古や勉強の環境がもっと楽しい場所になること間違いなしです。

それでは、今日も楽しく一筆一筆、丁寧に書いていきましょう!ではまた!

本日の格言

・指導したいところはほめながら指摘する
・「変だから直せ」じゃなくて、「得意なんだから、いつも通りやればOK」
・自分は字が下手だと思い込んでしまっている子もハッピーに取り組める

宇和島で習字・書道をするなら 書の美沼
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投稿者プロフィール

松浦美波
松浦美波
書道教室書の美沼主宰。
書道以外の趣味は、旅行・筋トレ・ファスティング。
webデザインも勉強中。
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